グリム童話・おどる12人のおひめさま

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「エロール・ル・カイン魔術展」で読んだ絵本


グリム童話
おどる12人のおひめさま
絵: エロール・ル・カイン
訳: 矢川 澄子


1980年初版から読み継がれてきた絵本なのだそうです。
この絵本は2015年、イラストをデジタル化し、原書の美しい色味を再現した「新版」を買いました。
物語も絵本向きでイラストだけでも十分堪能出来ます。
エロール・ル・カインの絵柄は西洋でありインド、中国、ロシアの影響が見られます。
このおひめさまの横顔など、幼少時代に祖母が作っていたというインド人形の影響を受けていると感じます。


物語は初版・グリム童話に忠実でありながらハッキリとしたハッピーエンドで終わります。
12人のおひめさまは何故、地下の不思議な国の12人の王子様と舞踏会で踊るのでしょう?
地下の国のお城と12人の王子様とは何なのでしょう?
明らかにはされません。


完訳グリム童話や初版グリム童話と読み比べてみると、やはり童話にはハッキリとした状況や理由が欠けています。
その曖昧で不明瞭な部分を現代の人が新しい解釈で如何様にも味付けが出来るのが「童話」なのでしょう。
ただし、都合良い解釈や原書を冒涜することは論外です。
高畑勲「かぐや姫」やクリストフ・ガンズ「美女と野獣」の映画化された作品は成功例だと思いますね。


絵本は子どもをメインにしたものなので、めでたしめでたしのハッピーエンドで良いのです。
細かい謎は成長に合わせて自分で調べたり想像すれば良いのです。


この物語と絵は、大人が見ても楽しめる絵本です(*^^*)






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